◆気軽に参加! 「楽しむ 親しむ 気づく」
~ 巡礼とは 《聖なる源泉》 に至る旅です ~
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◆世界の聖地巡礼 |
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◎ 大トルコ「世界最古の神殿遺跡とアナトリアの太母神に出逢う♪」
☾ トルコのおススメ3大ポイント
・重層的な歴史と文化 新石器時代、ヒッタイト、フリギア、ギリシャ、ローマ、ビサンティン、オスマン帝国
・大自然の驚異 憧れのエーゲ海&地中海 豊饒のアナトリア高原 カッパドキアの大絶景
・世界3大料理の1つ「トルコ料理」 地方色豊かな素材&洗練されたオスマン帝国宮廷料理 |
☾ 当研修旅行の凄いところ
・世界最古の神殿遺跡ギョベクリ・テペと人類最古の定住遺跡チャタル・ヒュユクご案内
・トルコが世界に誇る世界遺産10ヵ所ご案内 ※1
・トルコ人Aliさんの日本語ガイド、全行程 女性添乗員同行、うらガイド&スペシャルワーク |
☾ 2019年はトルコの年!
・2019年は「トルコ文化年」(2019 Turkish Culture Year)です!
・トルコ文化観光省より「ギョベクリテぺ年」(Year of Göbeklitepe)に制定されました!
◎公式動画 2019 Year of Göbeklitepe |
【日 程】 2019年9月吉日 無事帰ってまいりました♪
【対 象】 研修旅行につきまして、以下のいずれかに該当する方にご参加いただけます。
1) 当スクールの受講生、セッションを受けた方
2) 1)のご家族やご友人、あるいはご紹介の方
3) トルコ特別講座(地中海とアナトリアWS もしくはトルコ料理教室)をご受講の方
※上記の1)、2)、3)に該当しない方で、参加ご希望の方はご相談ください。
【宿 泊】 現地ホテル9泊の内、ゆとりのある2連泊が3回もあります!
カッパドキアで大人気の洞窟ホテル2連泊 イスタンブル旧市街ホテル2連泊 アンカラ2連泊
他にも、エーゲ海を望むクシャダスのホテル、保養地パムッカレで温泉プール付きホテル、古都ブルサで優雅な佇まいのホテルに宿泊します♪
【食 事】 現地での旅程、全ての食事がつくので安心です!
朝食9回、昼食9回、夕食9回(機内食は除く)
なんと、イスタンブルでは「オスマン帝国宮廷料理」、
オリエント急行ゆかりのレストラン「オリエントエクスプレス」、
旧市街を眺望できる「セブンヒルズ・レストラン」もお楽しみいただけます♪
※ベジタリアン食にも対応いたします。
【予定地】 比類なきトルコの偉大な聖地を、ともに巡礼しましょう。
※1「世界遺産」10ヵ所:イスタンブル歴史地域 ギョベクリ・テペ チャタル・ヒュユクの新石器時代遺跡
ハットゥシャ ペルガモンとその重層的な文化的景観 エフェソス アフロディシアス ヒエラポリス-パムッカレ
ギョレメ国立公園およびカッパドキアの岩石遺跡群 オスマン帝国発祥の地ブルサ
◎七つ丘の聖地ラインで守られた 平安の都イスタンブル
世界遺産のイスタンブル旧市街には、文明の交差点であるトルコの魅力が凝縮しています。
アヤソフィア大聖堂はローマ皇帝コンスタンティヌス1世が建立し、ビザンティン皇帝ユスティニアヌス1世が再建したキリスト教の聖堂です。 イスラム時代にはジャーミー(モスク)に改修され、現在は博物館として、貴重なビザンティン文化を伝えています。 聖母子や天使セラフィムなどのモザイクは見応えがあります。
青と白を基調としたイズニックタイルが約2万枚も飾られた美しいブルー・モスク、正式名称はスルタン・アフメト・ジャーミーです。 元々ビザンティン時代の宮殿があった場所に、1616年に建立されました。 6本のミナレット(尖塔)が特徴的です。
オスマン帝国の栄華を味わえるトプカプ宮殿は、15世紀にイスタンブルを征服したメフメト2世によって、ビザンティン時代のアクロポリス跡に建てられました。 病院や学校なども備わり、イスラム時代の支配者スルタンのハレムは有名です。
ヒッポドロームは古代ローマの競技場で、競馬や戦車レースなどが行われました。 コンスタンティヌス1世は、競馬場のスピナ(背骨)と呼ばれるトラック中央に、ギリシャはデルフォイのアポロン神殿にあった祭壇を配置しました。 元々この祭壇の頂上部には3 匹の蛇の頭に支えられた金のボウルがありましたが、第4 回十字軍(1202 年~1204 年)の間に消失します。 390年、テオドシウス1世はエジプトのルクソール、カルナック神殿からオベリスクをうつしました。 このオベリスクは元々、紀元前1490年、トトメス3世時代に建てられたものです。
ジェームズ・ボンドの映画『007 ロシアより愛をこめて』、「ダヴィンチ・コード」の象徴学者ロバート・ラングドンが活躍する映画『インフェルノ』にも登場する地下宮殿は幻想的です。 336本の各柱には様々な紋様がみられ、各地の古い神殿などから流用されたことが分かります。 「涙の柱」の窪みに指を入れて360度回せると願いが叶うと言われています。 柱の基台になったメデューサの頭部が二つあり、不思議なことに、一つは逆さま、もう一つは横倒しにされています!
旧市街には、ローマと同じく七つの丘があり、ローマ時代、ビザンティン時代、オスマントルコ帝国時代と、時代が移り変わっても、七つ丘の上には神聖な宗教建築が建てられました。 スレイマニエ・ジャーミーは、オスマン帝国第10代スルタンのスレイマン1世の命により、トルコ史上最高の建築家ミマール・シナンが7年の歳月をかけて完成させました。
アヤソフィア大聖堂 ≪古層の至聖所ワーク≫ ブルー・モスク トプカプ宮殿とハレム
ヒッポドローム(オベリスク、蛇の柱) 地下宮殿(イェレバタン・サラユ) ヌルオスマニエ・ジャーミー
コンスタンティヌスの柱 スレイマニエ・ジャーミー ファテイフ・ジャーミー ヴァレンス水道橋
スルタンセリム・ジャーミー ミフリマーフ・ジャーミー テオドシウスの城壁
エジプシャンバザールでフリータイム オスマン帝国宮廷料理 セブンヒルズ・レストラン他
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◎1万2千年の奇跡!ギョベクリ・テペ遺跡と預言者の町シャンルウルファ
2018年、世界遺産に登録された「ギョベクリ・テペ遺跡」はとてつもないパワーに満ちています。 遺跡はアナトリア南東部、預言者の町シャンルウルファから北東12 ㎞ほどに位置します。 遺跡の古層は新石器時代、今から約1万2千年以上前に建てられました。 エジプトのピラミッドやイギリスのストーンヘンジは約5千年前とされるので、それらよりも倍以上古い巨石遺跡です。 高さ5m以上、重さは20トンの巨大なT字型の石柱が複数並び、同じ高さに揃えられて円を描きます。
このようなサークル状の遺構が20基ほど確認され、石柱の総数は200本以上とされます。 各柱には丸や半円、網目模様など不思議なシンボル、獅子や牛、狐、猪、蠍、蛇、鳥などの動物のレリーフがあります。 サークルの基本形は、外円の12本の柱が、サークル中央に建てられた更に大きなT字型の二本柱に向かっており、まるで大きな時計のような巨石神殿です。 ギョベクリ・テペ遺跡には定住の痕跡がみられず、いきなり巨大な神殿群が建ちます! 定住をする以前に、このような巨大な神殿を建てたとなると、人類の歴史について再考する必要があるようです。
世界最古の野外神殿遺跡「ギョベクリ・テペ」 ≪誕生のワーク≫
シャンルウルファ博物館で「ウルファマン」にご対面
預言者アブラハムの誕生地 アブラハムの霊水 聖なる魚の池 ウル・ジャーミー
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◎人類最古の定住遺跡チャタル・ヒュユクと秘教の聖地コンヤ
「人類最古の定住遺跡チャタル・ヒュユク」は約9千年前の遺跡です。 小麦や大麦、アーモンド、ピスタチオなどを栽培し、土器・石器をつくり、地中海やシリアの物資との交易などで、最大で人口1万人を支えました。 住まいの内壁・外壁問わず、いたるところに壁画があり、地母神や儀式のシーン、幾何学模様などがシンボリックに描かれています。 祠堂や穀物蔵からは太母神ともいえる土偶も発見され、特にネコ科の動物を脇にした豊満な姿はとても印象的です。
太母の恩恵を残す「チャタル・ヒュユク遺跡」
秘教の聖地コンヤの「メヴラーナ博物館」 イスラム神秘主義スーフィズムの師メヴラーナ(ルーミー)の足跡
シルクロードを辿る中世隊商宿跡「キャラバンサライ」 車窓よりハッサン山
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◎古代エジプトに比肩する ヒッタイトの古都ハットゥシャ
ハットゥシャは紀元前17~13世紀ごろに栄えたヒッタイト帝国の首都です。 元々、ヒッタイトの先住民ハッティ族が暮らしていました。 神殿や王宮、市民の居住区があり、街には発達した下水システムもありました。 ヒッタイトの石工は、紙一枚も通さないような、精巧な石組み技術を持っていたとされます。 天空神テシュプとアリンナの太陽女神へパトに捧げられた大神殿には、いかにも神聖な儀式を彷彿とさせる「緑石」があります。
秋分をひらくスフィンクス門とイエルカピ(地下道) 獅子門 王の門 大神殿至聖所の緑石
岩壁遺跡「ヤズルカヤ」 大ギャラリー岩壁の神々の浮彫 神秘的な小ギャラリー
錬金の聖都「アラジャ・ヒュユク」 スフィンクス門 など
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◎ペルガモンのアクロポリス神殿遺跡とアスクレピオン治療院跡
ペルガモンはヘレニズム時代に栄えたペルガモン王国の首都です。 ペルガモンの大図書館は、古代世界3大図書館に数えられ、アレキサンドリア大図書館と並ぶ蔵書を誇りました。 アスクレピオンは古代の医療センターで、紀元前4 世紀にはギリシャ本土エピダウロスから招来されました。 神域には医神アスクレピオス、健康の女神ヒュギエイア、健康回復の神テレスフォロスなど、健康と治療の神々がまつられました。 治療院では、食餌や薬草、水療法、心理療法など、ホリスティックなアプローチが行なわれました。 四体液説など、医学の基礎を打ち立てたガレノス(129~200)はペルガモン出身で、哲学や占星術、建築、農業も修め、アスクレピオンでも治療をしました。
アクロポリス上市:図書館跡 アテナ神殿 ゼウス祭壇 ディオニュソス神殿 劇場 トラヤヌス帝の神殿など
アクロポリス中市:デメテル神殿 キュベレー神殿 ディオニュソスの聖域
女神イシスと秘儀の神セラピスの「クズル・アウル(赤い家)」
アスクレピオン:聖なる道 アスクレピオス神殿 地下道 治療塔 ≪神殿セラピー 瞑想ワーク≫
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◎常乙女の豊饒の女神アルテミスの聖地エフェソス
紀元前10世紀にイオニア人が入植したのがエフェソスの街のはじまりです。
エフェソスはトルコ最大のローマ遺跡で、ケルスス図書館、大劇場、ハドリアヌス神殿をはじめ、紀元前から交易で栄えた文化的な都市遺跡は非常に壮麗です。 ケルスス図書館も、古代世界3大図書館に数えられます。
キリスト磔刑後、聖母マリアはエフェソスで余生を過ごしたとされましたが、その場所は長らく忘れられていました。 1891年、修道女の受けた啓示により発見された聖母マリアの家は、法王にも正式に聖地として認められました。 万病に効くという聖水が湧きます。
エフェソス遺跡:クレテス・ストリート ヘルメスやニケの彫刻 ケルスス図書館 ハドリアヌス神殿 大劇場
アルテミス神殿跡 古代の聖母マリア教会 聖母マリアの家と聖水の泉 エフェソス博物館
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◎愛と美の女神アフロディーテの聖地アフロディシアス
2017年に世界遺産に登録されたアフロディシアス遺跡は、天と地と海の豊穣、美と愛を司り、ローマの母神でもあるアフロディーテを篤く崇拝した町です。
遺跡はヘレニズム時代のものですが、古層には太母神信仰があったようです。
アフロディーテ神殿 テトラピロン ニンフォエオン(泉水殿)
博物館でアフロディーテ像とご対面
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◎地脈のパワーと巫の聖地ヒエラポリス - パムッカレ
ヒエラポリスは紀元前190年頃に栄えたヘルスセンターの跡と言われます。 都市の中心にはアポロン神殿があり、古代ギリシャのデルフォイと並ぶ「巫の神託所」として、古代世界にその名を轟かせました。
トルコ語で「綿の城」という意味のパムッカレは、古代から温泉保養地として発展し、特にローマ時代には大きく栄えました。 雪氷と見間違える純白の石灰華段丘が見事です。 炭酸カルシウムを溶かした地下水が地熱で温められ、温泉として湧き出し、石灰が沈殿してできた白い段丘は約200m の高さです。
ヒエラポリス:アポロン神殿跡 神託のプルトニオン 劇場跡
パムッカレ:綿の城の石灰棚 ローマ時代からの温泉保養所
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◎憧れの絶景カッパドキアとギョレメ野外博物館
数億年かけてできたと言われるカッパドキアの奇岩群の絶景は、地球の偉大さを間近に感じられます。 「深い井戸」を意味するデリンクユ地下都市は、少なくともヒッタイト時代から使われ、紀元後は迫害から逃れたキリスト教徒が住んだと言われます。 最盛期には1万人も暮らしたという、地下構造の大スケールは圧巻です。 初期キリスト教の足跡が残るギョレメ野外博物館では、保存状態の良い教会を見学します。
デリンクユ地下都市 奇岩群:パシャバー ウチヒサール デヴレント スリーシスターズ ハトの谷
ギョレメ野外博物館:聖バジル教会 リンゴの教会 聖バルバラ教会 蛇の教会 暗闇の教会かトカル・キリセ
カッパドキアストーンの優しい温もりを感じられる洞窟ホテルで2連泊
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◎オスマン帝国発祥の古都ブルサ
1326年、オスマン帝国の首都と定められ、その後に首都はうつされましたが、オスマン帝国初期のスルタンたちの廟があります。 緑のブルサとも呼ばれ、シルクロードの西側の都市として華やかに繁栄しました。
ウル・ジャーミーと浄めの泉 イェシル・ジャーミー(グリーン・モスク)
彩り豊かなシルクが舞うコザハンで、シルクロードに想いを馳せつつ一服
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◎地母神キュベレーをまつるフリギアの聖地
「王様の耳はロバの耳」として有名なミダスは、アナトリア中西部を支配したフリギアの王です。 紀元前8世紀頃に大いに栄えたフリギアは、大地母神キュベレーを篤く信仰しました。 女神キュベレーの影響力は絶大で、クレタ島、ギリシャ本土、エジプトのアレキサンドリアでも崇拝されました。 ローマにもキュベレー神殿が建てられましたが、女神信仰を引き継ぐように、431年には聖母マリアの聖地サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂が建立されました。 地中海やヨーロッパにも影響を与えたキュベレーの聖地を尋ねます。
ゴルディオン遺跡:ヤスホユック遺跡 ミダス王墓 博物館
聖都ミダス・シェフリ遺跡 女神キュベレーの祭壇 巨大モニュメント 王座の祭壇
天と地をむすぶアイザノイ遺跡:ゼウス神殿 女神キュベレーの地下聖所 |
※旅程が変更されることもありますので、あらかじめご了承ください。 |
※お申込み受付は終了しました
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◆日本の聖地巡礼
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■NRCさんぽ【摂津国・浪速ぶら歩き♪】
【日 時】 終了しました 現地集合・解散
【内 容】 古代、聖地はランドスケープとともに活かされ、天と地のラインに合わせて結ばれました。 時代が移り変わる中で、地形や祭祀方法も変化し、聖地の配置も遷移することで、いつの間にか見失われた聖地もあるでしょう。 しかし、現代でも、埋もれてしまった聖地を補い、聖地同志の連結を強め、聖地の活性化を促すこともできます。 各々の聖地の力が適切に働くことで、その場を中心に周りも、恩恵にあずかることができます。 聖地巡礼は、聖地の活性化の一助となります。
今回のNRCさんぽは、摂津国・浪速をぶら歩きします。 住吉大社をはじめ、宿院、四天王寺、愛染坂、口縄坂、生國魂神社、高津宮神社、難波宮跡を巡り、浪速の坂を体験します♪
【受付終了しました】 |
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◆今までの聖地巡礼の旅
・NRCトルコ研修旅行2019【世界最古の神殿遺跡とアナトリアの太母神に出逢う♪】
画像はこちらのブログをご覧ください。
ご参加してくださった皆様のお蔭で、大変に有意義な研修旅行となりました!
トルコといえば一般的にイスタンブル観光からはじまることが多いですが、今回の旅はオスマン帝国の古都ブルサからはじまりました。
シルクロードの隊商宿として栄えたコザハンは今でも色鮮やかなシルク製品が所狭しと並んでいます。
趣きのあるコザハンの中庭でトルココーヒーをいただき、旅行の兆しを占う珈琲占いも楽しみました♪
緑のブルサに相応しく、緑色のモスク・イシェルジャミィのミフラーブ(カアバ神殿の方位を示す聖龕)はため息の出るほどに美しかったです。
ブルサのウルジャミィのモスク内には浄化の噴水が設けられ、誰でも祝福を受けられることを教えてくれているようです。
緑のブルサは、沢山の方に訪れて欲しいです。
世界遺産ペルガモン遺跡は見所満載です。
アクロポリスにはゼウス大祭壇跡、アテナ神殿跡など数々の神殿跡がありますが、見過ごせないのはディオニュソス神殿跡です。
大劇場と隣接するディオニュソス神殿跡は秘儀が執り行われていただけあって、精神が高まります。
ペルガモンの図書館跡は、アレクサンドリア図書館と並ぶ古代世界の図書館のひとつで、智恵を授かるためには必ず訪れたい遺跡です。
古代の医療センター・アスクレピオンでは、アストロロジーと夢見を癒しとして活用する際、方位を重視しました.。
星の方位は、天と地の精妙なエネルギーを結びます。
当時に想いを馳せ、メディカルアストロロジーのワークを体験していただきました。
古代エジプトの女神セクメト像がお出迎えしてくれた赤い館クズル・アウルでは、天と地をつなぐ星の川の秘儀が斎行されていました。
身を任せて癒されるよう、水の流れにも星の方位が定められ、復活の秘儀を感じることができました。
女神信仰を世界に広げたエフェソスはトルコ有数の聖地が集まっています。
まずはエフェソス博物館で豊饒のアルテミス像とご対面!
現在では湿地になってしまいましたが、アルテミス神殿跡にも立ち寄り、女神の恵みに感謝します。
キリスト教の中で聖母マリアの位置づけを決定づけたのは、紛れもないエフェソスです。
聖母マリアが晩年を過ごした家には、地域や宗教を問わず、今でも多くの方が訪問されます。
清らかな山の空気と癒しの泉、時とともに重ねられた祈りの心によって、清浄な場が保たれています。
壮麗なエフェソス遺跡はどこも見応えがあります。
国家を守るヘスティアの清火が灯されていたプリタネイオンでは、国家鎮護の加護を祈ります。
優美なケルスス図書館跡は智恵を活かすことを教えてくれます。
まだ発掘作業がつづくアフロディシアス遺跡は2017年に世界遺産に登録されたばかりです。
アフロディシアスは農業と大理石の産業で栄えていましたが、どちらも土地の豊かさをあらわします。
愛と美と豊穣を司るアフロディーテ神殿で、皆様それぞれの祈りを捧げていらっしゃいました♪
アフロディシアス博物館には、地母神キュベレーを彷彿とさせるアフロディーテ像を確認できました。
パムッカレとヒエラポリス遺跡は世界遺産の複合遺産で、古代では温泉の療養地としてその名を轟かせました。
ギリシャの神託所デルフォイと同様、巫の神託でも有名でした。
大劇場からの夕日は大変に美しく、パムッカレの石灰華段丘で足湯を堪能しました。
宿泊ホテルでは温泉プールで泥療法を楽しみました!
やはり、セラピー・ワークに相応しい土地ですね。
コンヤではイスラム教神秘主義スーフィズムの道場だったメヴィラーナ博物館に参りました。
祈りとともに回転するセマーは、流転する万物との一体感、そしてその中心を求める修行です。
約1万年前の遺跡チャタルホユックは、最古の定住都市遺跡として世界遺産に登録されていますが、観光コースとしては一般的ではありません。
狩猟採取をしながら移動する営みから、定住して神々や女神に守られ、同時に女神を育む営みに切り替わった、人類史の分岐点を記念する土地です。
現代人はチャタルホユックから、定住し守られること、自然とともに豊かに生きること、その両方を尊ぶ智恵を学べるでしょう。
分かる人には是非訪れていただきたい遺跡です。
カッパドキアに向かう途中、キャラバンサライのスルタン・ハンに立ち寄りました。
遅くの到着にも関わらず、わざわざ休憩所とお土産店をオープンしてくださり、有り難いことです。
カッパドキアは景観と歴史を存分に楽しめます。
ギョレメ野外博物館はどの教会も見事ですが、とりわけ闇の教会のフレスコ画にはいつも感動します。
パジャパーやウチヒサールなどの奇岩、底知れぬデリンクユ地下都市も楽しみました。
カッパドキアではトルコ絨毯の文化を学ぶことができ、トルコ石やパシュミナのストールの買い物時間も楽しみました。
現地ガイドのアリさんのご配慮で、ローズバレーで秋分直前の心にしみる夕日も拝めました。
秋分当日、ヒッタイトの聖地を訪れました。
まずはヤズルカヤで天空神テシュプと太陽女神へパトの会合、神々の行列など美しい浮彫を堪能しました。
ヤズルカヤの祭壇跡は一見何もないように見えても、いまだ聖地の息吹が残されていて、感動的です。
ヒッタイト帝国の首都ハットゥシャでは大神殿跡、王の門、獅子の門などを巡りました。
意味ありげに大祭壇跡に残された緑色の石は、その色合いからしても、太陽と雨など天の恵みのためのようです。
特に城壁南方に位置するスフィンクスの門では、秋分の太陽ワークを行うことができました。
特別な聖地にで感謝するで、自身の地元はもちろん、大地の安寧を祈ることができます。
崇めるとあがる、これは古代からの約束事で、王として資質です。
世界最古の鉄剣が発掘されたアラジャホユックは、太陽と火、製鉄の聖都と言えるでしょう。
太陽祭祀と製鉄技術に深い関係があることは、日本のたたらにも見受けられます。
鹿と蛇の祭具が気になります。
このエリアには沢山の宝物が残されています。
世界最古の野外神殿遺跡ギョベクリ・テペ、本当にすごいところです。
発掘調査のため午前中しか観光できないとされていたのですが、直前になって終日の観光ができるようになりました!
このチャンスを活かすべく、まず午前中は解説とともに遺跡を巡り、シャンルウルファ博物館で遺跡の実寸大のレプリカと祭具でおさらいをし、午後にもう一度ギョベクリ・テペを訪れました。
皆様とともに地球レベルの聖地に訪れることができ、ただただ感謝するばかりです。
偉大な聖地でワークを行うことができた幸運にも感謝いたします。
預言者の町シャンルウルファでは、アブラハムの誕生地を訪れ、霊水にも触れることができました。
ウルファのウルジャミィはユダヤ教以前からの聖地ということで、安らぎと荘厳さを感じます。
機運を受け、アナトリアの地母神キュベレーの聖地を3カ所連続で訪れました。
ゴルディオン墳丘はフリギア王の古墳とも、女神キュベレーの祭場ともされますが、神奈備山のような丘は女神の豊かさをたたえています。
ミダス・シェフリのキュベレー大祭壇は一枚岩でつくられ、地母神への崇敬を感じます。
アイザノイではゼウス神殿と地下聖所を訪れました。
キュベレーの地下聖所では共鳴するシステムが組まれ、祈りのチカラが波及します。
雲間からヤコブの梯子が見え、天と地の呼応はどの地域でも重要視されたのが分かります。
イスタンブルの旧市街では、平安の祈りが込められた地鎮の7つの丘を巡りました。
第7の丘では難攻不落を誇ったテオドシウスの城壁、トプカプ門を通りました。
第6の丘では可憐なミフリマーフ・ジャミィを、第5の丘では力強いスルタンセリム・ジャミィを、第4の丘では歴史を語るファティフ・ジャミィを訪れました。
昼食はAsitaneレストランで繊細なオスマン帝国宮廷風料理に舌鼓を打ちました♪
第3の丘のスレイマニエ・ジャミィは壮麗かつ静寂のモスクです。
第2の丘では宝物がおさめられたコンスタンティヌスの柱とヌルオスマニエ・ジャミィを拝みました。
第1の丘ではブルーモスクを訪れ、1日のうちに順番を違えることなく、順次7つの丘を巡礼することができました。
スケジュール調整をしてくださった現地ガイドのアリさんには心より感謝いたします。
翌日もイスタンブル観光が待っています。
映画でも有名な地下宮殿は幻想的で、涙の柱やメデューサの基壇も神秘的です。
トルコの至宝のひとつアヤソフィアでは数々のフレスコ画が見応えがあります。
古層の至聖所には天と地をむすぶ、平和の祈りが捧げられます。
トプカプ宮殿ではオスマン帝国の繁栄ぶりを想い描きつつ、ボスポラス海峡を眺めながら、レモネードで喉を潤しました。
トルコ研修旅行の締めを飾るのは、古代の競馬場ピポドロームです。
古代エジプトのオベリスクは各地にうつされましたが、前回のフランス研修ではパリでオベリスクを拝み、今回はイスタンブルのヒポドロームに安置されたオベリスクを拝みました。
ギリシャのデルフォイと関わる蛇の柱を拝むことができ、大地をつなぐ蛇連繋を確認しました。
巡礼をおえて、トルコ研修最後の食事セブンヒルズ・レストランに向かう途中、乗馬する警察官に出くわしました。
なるほど、次の御題は「馬」ということでしょうか。
現地ガイドのアリさん、添乗してくださった枡田さんのご尽力のお蔭で、稔り多い研修旅行を開催できました。
また、事細かなリクエストにお応えくださった阿知波さん、瀬川さんにも感謝申し上げます。
皆様には様々な調整をされた上でご参加いただきましたこと、改めて御礼申し上げます。
研修旅行で得た体験はすぐに日常の中で活かせることだけではなく、数年にわたり人生を支える大きなチカラとなるでしょう。
「おわりははじめ」と言うように、研修旅行を終えて、新たな人生のステージを迎え、何かがはじまります。
トルコで出逢った沢山の宝物を活かすためにも、身と心に刻んだ記憶を時折想い返していただければ幸いです。
またご一緒できますことを心よりお待ちしております。 ありがとうございました。
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